TR-851D 修理&改造 (LED化,SEND出力追加)

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ケンウッドの430MHz帯オールモードTR-851D
Dタイプなので出力は25W

144版としてTR-751がある
アマチュア無線全盛期の機種なので今でも使っている人は多いんじゃないかな?

今回の依頼は
・VOL/SQL,RIT/RF 各VRの交換
・バックライトのLED化 (アンバー)
・アンテナコネクタをN型に変更
・SEND出力の追加

VRの故障はこの機種の定番ですね~

VRはオーナーが手配してくれました
ヤフオクで売ってる互換品です
綺麗に取り付けられるのでコレは好き

一緒にバックアップ電池も・・・交換しとけと言う事ですな

動作チェック
・送信
出力過多 (定格25W)
Fズレ (+1.13KHz)
・受信
VR不良で音が出ないため未検査

とにかくVRを交換しない事には先に進めません

ツマミを外すと・・・

すげー埃

後で洗浄しておきます

フロントパネルを外すとバックアップ電池(赤丸)が見える・・粉噴いてる

これでも電池電圧は3V超でした
同梱してあったバックアップ電池に交換必須

ここまで分解したんだからバックライトのLED化もやってしまおうって事で更に分解

液晶のバックライトは赤丸2か所
メータの裏に1か所

交換用のVRセットだけど実機には付いてるコンデンサ(赤丸)が無い

ノイズ抑えだと思うので付けときましょう
VOL/SQL基板 47pF x2
RIT/RF基板 22nF

部品はコレね2125サイズ(2×1.25mm)

組み立てました

VR交換
バックライトLED化
バックアップ電池交換

バックライトの光り具合は?

写真で見るとかなり赤く写ってるけど、もう少しオレンジ色

次にNコネクタ化とSEND出力追加

この辺りにSEND出力付けられないか?

PAユニット外して改造方法の検討

この付近に付けれそうです
都合のいい穴も開いてるし
ネジ穴もある

ユニバーサル基板を手ごろな大きさにカットして・・・回路を組む

デジトラを使ったからシンプル!

ドリルで穴を開けて~

Φ3.5のジャックを付けました

基板を取り付けて配線・・・

ピンボケ orz

NJコネクタに交換

元々付いていたコネクタにSO-239と書いてあるんで厳密に言うとMコネクタじゃなくてUHFコネクタって事ですね

VRも交換して受信できるようになったから、ここから怒涛(?)の調整

修理よりも調整に時間がかかる事の方が多いんですよね~

特にオールモード機

キャリア周波数を決定するトリマコンが不良
ちょっと触ると周波数が急に飛んだりする

無理やり調整してもすぐ不安定に成るだろうから交換しちゃいましょう

全く同じものではないが調整範囲はカバー

付け替えるとスムースに調整できた

いろいろ調整して・・・
出力≒26W (全域で25W以上)
周波数-20Hz

受信感度
CW/SSB≒-20dBuV
FM≒-18dBuV

交換した部品たち

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