ICB-88H 調整

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SONYのCB機 ICB-88H
8chのホイップANTモデルです

ロッドアンテナモデルとしてICB-880がある
どちらもPLLシンセのシングルスーパーヘテロダインだ

今回は全体的に調整してほしいと言う何とも”ザックリ”とした依頼

さっそく分解して性能を確認しよう

送信は
出力:70%に低下
周波数:260Hz上方にズレ
ちょっと出力低下が寂しい

受信は
10dBS/N:-107dBm
オリジナルの性能は分からないけど及第点

早速、調整開始!

初めにPLLの基準発振
サービスマニュアルでは±200Hz以内に調整となっている
この個体は+76Hzで範囲内

基準周波数の調整は赤丸のコンデンサを交換

・・・メンドクサ

規格内だし、AMだし調整しなくても良いかな~とも考えたが

ブログネタのために調整しよう!

半田面にチップセラコン(1608)をパラ

1.5pFを入れる事で狙い値に

完全に自己満足です

ココから色々調整

写真はアンテナ整合の調整

送信
出力:502mW
周波数:+22Hzの偏差

受信
10dBS/N:-120dBm
結構上がったね~

アンテナと基板の接合部の接触が悪そうだったので

菊座金追加

組み立てて完成

交換した部品

不良だったんじゃなくて調整のために交換されたMELF

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