合法CB機 RJ-410 (パナソニック)
CB機としては小型の部類です
受信音が出ません
近くで送信してみたり外部スピーカーマイクをつないでも音が出ません
送信は出来ているようです
メンテプランとしては
・音が出る様にする
・経年変化を考慮し下記を実施
・・周波数調整
・・送信出力調整
・・受信感度調整
カパッと開けますが、電池ボックスからの配線が有るので千切らない様に注意
見た感じ腐食などはなさそうです
さらに分解して
外部電源と外部スピーカマイクで動作チェック
SG(標準信号発生器)からソコソコの信号を入れてみますが無反応
基板上の信号の流れを見ながら原因を調査
この4066(アナログスイッチ)の辺りで信号が途切れる
ICの下にもパターンが走ってて接続状態が良く分かりません
外してみるしか無いですよね~
赤いのはフロー半田用の脱落防止接着剤
ココでスケルチからミュート信号が常に出ているのが分かりました
いろいろ調べるとAGC部のチップコンデンサに行きつきました
赤矢印の個所ですが・・・既に外しています
容量を測定してみます
約22nF
位相も-87°で悪くなさそう
次に直列抵抗を測ってみると
何と!
3.9kΩしかありません
セラミックコンデンサがレアショートしているようですね
チップセラコン
ゴマ程度の大きさです
実装しなおし確認すると音が出始めました!
こいつが犯人だったんですね~
音が出るようになったので
調整&動作確認
出力と周波数がズレていたので調整
AMなのでシビアにみる必要はありません
スプリアスの確認&調整
帯域外出てますが、これでも最良点
受信調整
S/Nを確認しながらトラッキング調整
ch間ばらつきが出ないかも要確認です
組み立てて最終動作チェックして完成です!
交換した部品
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