FC-863 周波数カウンタをメンテする

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周波数カウンタ、無線機を調整する時には必須の測定器ですね
今回は横河電機 FC-863

仕様は
input A:10Hz~15MHz
input B:10M~1300MHz

1300MHzまで測定できるから良く使用されるアマチュアバンドフルカバー

 

さて、電源を入れてしばらくエージング

操作はいたってシンプル
入力AかBの分解能を選択するだけ

1Hz:input A
10Hz:input A
0.1kHz(100Hz):input B
1kHz(1000Hz):input B

 

 

 

動作確認
標準信号発生器から123.456MHzを入れてみます

表示は123.457MHz

少しずれていますね

 

 

 

 

 

さっそく分解してメイン基板取り出し

 

 

 

 

 

 

 

 

能力的に上位の周波数カウンタで基準発振を確認

4.096MHzのところが
4.0959989MHz

やはりズレていますね

 

 

 

 

 

調整して
4.096MHzに

 

*上位のカウンタは更にGPS DOを使用して
GPS衛星の基準発振器(原子時計)と比較校正している

 

 

 

 

組み立てて動作確認

123.456MHz入力で
123.456と表示

基準発振の調整完

 

 

 

 

 

各入力の感度測定

 

 

 

 

 

 

 

input A

1kHz:1.1V
10kHz:0.3V
100kHz:50mV
1MHz:10mV
15MHz:20mV

input B

10MHz:-27dBm
100MHz:-31dBm
500MHz:-33dBm
1000MHz:-31dBm
1300MHz:-22dBm

 

この機種、電池でも動くんですよ
単3が6本

ACアダプタでも動作します
*別売りだけどプラグさえ合えば8~12Vで動く

 

 

 

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