
TECSUN (テックサン)の通信機型受信機 S-2000
基本的には短波ラジオだけどエアバンド(118~137MHz)やFMラジオも聞ける欲張り仕様
今回の依頼は不具合修理と改造
不具合内容は
・AC入力だと聞こえるがACアダプタを使うと受信しない
改造は
・バックライトを青に変更し高輝度化
・AC100V対応

一緒に渡されたのがACアダプタと昇圧トランス
巷で100V対応と謳って売られているものはアダプタか昇圧トランスが付いてくる
ACアダプタ
オーナーが改造したもの、これを使うと受信しない
電気的特性は問題なさそうだけど?
昇圧トランス
100Vから220Vへ昇圧して給電
内部でまた降圧すると言う・・・なんか無駄(笑

外部電源端子に安定化電源をつないでAMラジオを受信してみる
定格の6Vを入力しても受信しません
それどころか雑音すら聞こえない

徐々に電圧を下げていくと約5.7Vで受信し始めた
電圧低すぎて受信しないのは分かるけど定格でNG、下げてokってのは初めてのパターン
この動作から電源周りが怪しいと推測

御開帳~
スピーカ大きいしキャビネット空間もそこそこあるから音良いんじゃないかな?
受信すればだけど・・・

電源の確認
ブロックダイヤグラムがあったんで凡その回路構成が分かる
4Vと書いてある箇所を確認

4Vのはずが約5.5V
しかも電源電圧に連動して変動します
レギュレータじゃないのかよ

問題のレギュレータは真ん中の5IC3
チップだし部品表ないしで何者か分からない

手元に同じものがあるはずもなく・・・
回路から推測してレギュレータ選択
形状が違うしパターンから推測される機能も異なる
でもコレしかない

ちょっと強引に実装

バラバラで動作テスト
この状態で受信出来ています

電源電圧は7V

4V系の電圧は約4.2V
電源電圧を変えても安定しています

次にバックライトの改造
表示部にたどり着くのは遠い
結構、分解しなくてはいけません

コントロール基板裏面

LEDは液晶左右とメータ横に1個
少し扁平のLEDでしたがΦ3mmの砲弾型が入りました

LEDを交換し電流を増やすとレギュレータの定格をオーバーするので回路を変更

コレが元のバックライト
うっすらオレンジに光っています
暗い所では十分見える明るさです

オーナーの要望により高輝度化
昼間でもバックライトが点灯しているのが分かります
*上の写真と露出は同じ

100V対応改造
ココがACの電源回路

トランスを外してみると
1次:220V 50Hz
2次:6.2V 400mA
この情報を元に使えそうなトランスを選定

220V仕様なのに何故か電源コードはAタイプ(NEMA 1-15)
Aタイプを使っている国で200V系は無いはずだけど
しかも、抜け止めの穴は開いてないし線も細い

不安なんで電源コードも変更
<PSE>表示のある電源コードを用意

筐体に穴を開けてケーブルクリップでしっかり固定

準備したトランスをのせて
大きさも丁度良い
電源コードなどを配線します

裏に100Vで動作する旨の表示
周波数やその他調整も実施して

組み立てて完成です

交換した部品たち
大森
すみませんが、中華ラジオのTECSUN S-2000 なのですが
メインダイヤルでは、周波数が、かわらないのですが
直していただけるのなら 依頼したいのですが 多めにみていくらぐらいかかりますか?
ご返事を期待てます。
大森大次
とろしくおねがいいたします。
大森大次
先ほどお願いした TECSUN S-2000の修理をもしかしたらですにませんが、以来した大森大次ですが、まだ返事が来ないのですが忙しいのでっすかね?
出来ましたら本日中にお返事いただければ幸いです。
おいし菓子いところすみませんが 宜しくお願い致します。
stlab
申し訳ございませんが、修理はB2Bでしけ受けておりません。