ICB-680 動作不良 修理&調整

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SONYの初代ハンディ8chCB機らしい
しかしデカいですな
(無線機後ろ1マス 5cmです)

調子が悪いとのざっくりした依頼

ざっくり動作チェックすると
送信はまぁ何とか
受信は音の出ないチャンネルがある

そして・・・

一緒にヤフオクで売られているXtalも同梱されていた

定番の故障個所ですよね~
判っていらっしゃる

早速、カパッとな

・・・あ~れ~?

なんかこの辺り腐食の痕跡が

電池液漏れの痕跡か?

何だよこのマスキングテープ

(実際は赤と黒の細線を押さえていただけと思われる)

基本性能のチェック

送信
出力:500mW以上 (+20%以内なので問題なし)
周波数:チェンネルにもよるが2~4kHzズレ
やはりXtalの不良のようですね~
ただ、AMなので近距離なら判らないかもしれません

受信
ch3,4,6が受信できません
感度:+7~3dBuV
オリジナルがどの程度かわかりませんが悪いですね

さらに分解を進めます

おお!あの忌々しい

樹脂ケースのXtalが!

SONYの一部の機種では定番の時限爆弾

一気に外しました
もちろん、ドコにナニを付けるかメモしておきましょう

支給されたXtalに植え替えました

ちなみに
X1:受信1ch  X9:送信1ch
X2:受信2ch  X10:送信2ch
X3:受信3ch  X11:送信3ch
X4:受信4ch  X12:送信4ch
X5:受信5ch  X13:送信5ch
X6:受信6ch  X14:送信6ch
X7:受信7ch  X15:送信7ch
X8:受信8ch  X16:送信8ch

Xtal以外にも忌々しいトランジスタ

2SC710

が使われている
hefの低下とかロクな事が無い

5個使用されていたので問答無用で交換

調整

送信
出力:500mW
周波数:+15Hz(max)チャンネルによる

受信
感度:-9~-7dBuV
周波数:+120~-270Hz チャンネルによる

十分実用レベルになったんじゃない?


組み立てて完成

交換した部品たち

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