西無線 NTS111 分解&測定レポート

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西無線研究所の新技適対応CB無線機 NTS111
2019年現在、新品として入手できる最も安くて小型の合法CB無線機

発売が開始されてから1月ほど経ちましたが、さっそく分解してみたいと思います

本体上面にすべての操作系が集約されている
PTTも上面にあるのは斬新

技術基準にある様に家庭用工具で開けられない構造になっている
(トルクス T8)

さっそくカパッと!
電池ケースが長さ方向の半分を占めているのでロッドアンテナの飛び出し量的には不利ですね

LEDの窓にはメンディングテープが貼られています
光を拡散させるためでしょうね~

基板表側

空芯コイルが使われているけど品質管理めんどくさくないのかなぁ?

基板裏側

こっち側には一部の機能しか使っていない1chip送受ICの載ったサブ基板などが・・・結構ジャンパ線とんでますね

そして、ここにテスト用の同軸コネクタ(TMP)と切り替えスイッチが!
簡単に特性測定が行えそうです

送信側から測定
電源電圧@6V
ch1:26.968028MHz 0.459W
ch2:26.976029MHz 0.461W
ch3:27.040029MHz 0.464W
ch4:27.080029MHz 0.464W
ch5:27.088029MHz 0.460W
ch6:27.112029MHz 0.462W
ch7:27.120029MHz 0.462W
ch8:27.144029MHz 0.460W
周波数偏差は1ppm
出力偏差は-8%

受信は 70%変調 -10dB SINADで測定
ch1:-118.7dBm
ch2:-118.9dBm
ch3:-118.8dBm
ch4:-118.7dBm
ch5:-119.0dBm
ch6:-118.8dBm
ch7:-119.0dBm
ch8:-118.8dBm
受信感度は高く取ってありますね

変調度によってSメータの点灯レベルが大きく変わります、S3まではそれほど違いは見られませんが、それ以降は変調がかかるほど低いレベルでSメータが点灯するようになります
相手がこの機種を使用しているならば大声で叫んでいた方が良いSレポートを貰えるかもしれません
(相対的にRレポートは悪くなるかもww)

巷の噂では他の新技適機に比べ厳しい評価が多いようですがアンテナが短くてアース不足なハンディ機としては頑張っている性能だと思います
しかし、あのup/dn SWのch,volは何とかならなかったのだろうか?

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