今回はコレ
ICOM IC-2730 144/430MHz20W機だ。
V/V U/Uを含む2波同時受信対応機。流行りのD-STARには対応していない。
”水濡れで動かない”と渡された。
いきなり電源を入れるのは嫌なので目視確認から。セパレートコネクタが腐食しているのが見えますね。外観からは、その他異常は見られず。
セパレートコードのモジュラも腐食しています。
他に腐食個所が無いか分解して確認。ここは腐食していない。
ID-880辺りから筐体設計がガラリと変わって冷却に力が入っている。良い事なんだけど高コストな作り。
基板側。こっちも目立った腐食は見られない。
基板を外してみる。セパレートコネクタ辺りが白くなっている。ただし、その付近だけ。
コネクタ付近。
外してみるとコネクタの下で腐食が始まってる。セパレートコードを雨水でも伝ってきたんだと思われる。
マイク側も外してみたけど、こちらは綺麗。
早速交換しましょう。マイク側も外してしまったんで新品に交換!
モジュラ交換・・・これって、すごく手間なんだけど量産ではどうやって加工してるのかなぁ?
コネクタを取り換えて。
基板の状態で軽く動作確認。大丈夫そうですね。組み立てて動作させてみましょう。
組み立てた上で動作確認すると430帯の出力が若干低め。
調整モードに突入してパワーやその他諸々調整を実施。
ちゃんと20W出てますね。
この機種、受信感度が良くV/V U/Uでも主バンド・サブバンドの受信感度に差が出ないのが優秀。
ただし、つけっぱなし(24h365d)する人には不向き。なぜなら表示バックライトのLEDが劣化して暗くなってしまうんですよ。
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