
144/430MHzの50W機
430の出力が低いとの事です
しかし、汚いな

放熱フィンの隙間もゴミだらけ
分解洗浄必須!

メモでは
144 48W
430 1.2W

430の出力を測ってみる
9.2W
確かに低い
更に周波数もズレ気味だ

しかも、その時に12Aも流れてる
効率悪すぎるw

144は~ 48.5W
まぁまぁですね

その時の電流は9.8Aで悪くない

さっそく分解したけど・・・
すっごい埃

ファンを外すとこの通り

基板を外しました
この時、注意したいのがファイナルモジュールの半田を綺麗に除去しておくこと
放熱シリコンがタップリ塗ってあり基板に着けたままだと外れません
筐体やツマミはココで水洗いしておきます

コレが430のファイナル
東芝製のS-AU82L
400MHz帯60W出力のモジュール

交換する新品モジュールなんだけど違いが分かる?
左がS-AU82L 右がS-AU82AL
2の下の〇印が”A”を示している
基本的な定格は同じなんだけど出力回路が変更されてて、ただ載せ替えるだけだと不整合となり出力が低かったり異常電流が流れたりする
どちらも、IC-208Dに使われているから要注意です

正しいモジュールを基板に実装
手前が430側です
もちろんS-AU82L

モジュールには放熱シリコンを塗る
*この後、均一に塗り広げました

洗浄した筐体に基板取り付け
ネジの閉め忘れが無いように注意しましょう

動作チェック
調整もせずに49.8W出ました
やはりファイナルが原因だったんですね~

電流も10.3Aで良い感じ

さて、フタを開けると必ず転がり出てくるコレ
熱伝導ゴムなんですが、ドコについていたか分からなくなりますよねぇ

一応シルクで場所が示してありますが・・・
*初期ロットはシルクありません

答えはココ
430のフィルタやANTスイッチを冷やしてるようです

スピーカなど取り付けてフタを閉めます

調整モードに突入
マイクの2-7ピンの間に22kΩを挿入
“SET”+”BAND”を押しながら電源on

この表示になればok
“SET” 項目進む
”S.MW” 項目戻る
“BAND” 書き込み
“M/CALL” 調整値確認
調整後は”SET”+”S.MW”+電源ONでリセット

周波数調整
少し温まってから調整しようね

その他諸々調整

綺麗になって無事終了

交換した部品
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