三洋 PR7700 ラシーバ 修理&調整

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今は亡き三洋電機のCBトランシーバ付きラジオ
(ラジオ付きトランシーバかもしれない)

PR7700+TA77
ラジオ部は中波・短波・FM
トランシーバ部はCB 5ch (50mW)

背面
子機が側面に張り付いてる

なぜか機能(Function)切り替えが背面に
しかも、怪しいレバー

レバーをトランシーバ側にするとアンテナが・・

シャキーン!

何やねんこのギミック

ANTをFMラジオと共用してるから可倒部を真っ直ぐにするためなんだろうけどね

子機を外してみた

さて・・・

依頼されてる修理内容だけど

子機の送受信不良
・搬送波は出ているが変調がかからない
・受信しない

親機の出力チェック

子機を分解しようと思ったら
すでに分解を試みた痕跡がありますね

カパッと

う~ん・・・昭和のラジオ

立体的に部品が配置されてたりジャンパー線が飛びまくっていたり、回路図もないんで出来たら触りたくない

矢印の電解コンデンサ・・リードがクロスして止められている

良くショートしないな

落下でもさせたんでしょうかスピーカが変形してますね

このトランシーバはスピーカをマイクとしても使用しているので変調が乗らない&受信しない(音が出ない)のも納得

同じものは無いので直径を合わせた薄型スピーカに交換

仮設で動作確認
変調のらないし音も出ない

ええ~っ
あの昭和のラジオ基板触らなくちゃいけないの~

基板摘出

部品面

半田面

こっちも部品のせてるしジャンパー線も走ってる
さわりたくな~い

動作させながらよ~くチェックしてると・・・
赤丸部の半田にフィレットが形成されていない

製造不良ですな

文句は三洋にどうぞ

音量VRもガリオームだったので洗浄
硫化して真っ黒

調整前でも45mW出ている

周波数カウンタが検出できないレベルだww

違いは判らないと思うが50mW超

周波数を確認するためにカウンタに直接接続
まだ送信してないのにカウンタが計測開始

・・・ローカル発振ダダ洩れですやん

700Hzぐらいズレてるけど調整できないしAMだしokとしましょう

受信の調整

本体だけで見るとソコソコ良い感度

スピーカを固定
接着剤が硬化するまで放置

本体側

こっちもカオスの昭和のラジオ
基本的には動作してるし不用意に分解したくないんで調整だけ

出力調整と受信の調整
触らぬ神に祟りなしなので

そっ閉じ

交換した部品たち

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