FT-818 を分解する

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今話題の残念新製品!ヤエス FT-818を分解してみた

FT-817の後継機種が出るとのふれこみで一瞬盛り上がりましたが・・・デザインとスペックから失笑が聞かれた新製品
実際どの程度のものなのでしょうか? さっそく分解してみたいと思います

 

コレがFT-818
ぱっと見ではFT-817との違いが判りません

メーカのフライヤーでは
・出力が5W→6Wにパワーアップ
・高精度0.5ppmのTCXO標準装備
・1900mA/hのニッケル水素電池標準装備

ほとんど変わっていないですね~
しかも、このご時世 ni-mhかよ

 

 

 

一応、FT-818と言う証拠(笑

 

 

 

 

 

 

 

まずは基本性能を簡単にチェック

CWモードで送信出力と周波数を確認

出力
1.8M:6.08W
3.5M:6.09W
7M:6.12W
14M:5.89W
28M:6.18W
50M:5.83W
144M:5.86W
430M:5.62W

十分、定格通りと言えますね

 

周波数
430.000MHz:429.999989MHz・・・-0.03ppm

 

 

 

 

 

 

受信についても各バンドでCW,FMで確認しましたが定格通りでした

 

さてお待ちかねの

分解編

 

メイン基板

左がFT-817
右がFT-818

ぱっと見では・・・大して変わっていない様な

 

 

 

 

 

ワイドFMの受信回路に変更が

赤丸の個所
左がFT-817
右がFT-818

 

 

 

 

 

UHFのフロントエンドも変わっている
赤丸の個所
左がFT-817
右がFT-818

 

 

そしてヤエスお得意のパターンカット&ジャンパー処理

結局、基板のアートワーク出図までに回路FIX出来なかったのね

FT-817で十分に実績を積んできた機種じゃ無いのかよ

 

 

 

 

 

 

次にPA基板

左がFT-817
右がFT-818

パット見はリレーがオムロンから高見沢に替わったぐらい

細かく見ると少しずつ部品変更が入っているがほぼ似ている

 

 

 

 

 

ファイナル周り

左がFT-817
右がFT-818

 

 

 

次に基準発振基板

TCXOが新設されてますね

上:FT-817
中:TCXO-9 (FT-817オプション ±0.5ppm)
下:FT-818 (TCXO ±0.5ppm)

 

 

 

 

ここで、FT-818が817の後継機種ではなく只のマイナーチェンジであると思われる痕跡を・・・

ヤエスは使用する部品に7桁の部品番号を付与しているようです
そして、小さな変更の時は新しい部品番号を付与するのではなく下1桁目を
0→A→B→C・・・と変更

 

ここでメイン基板を見て見ると

左:005180G:FT-817 lot75以降
右:005180K:FT-818

 

 

 

パネル基板(フロント)至っては

FT-817と同じ006170Fが使われています

ちなみに大きな違いとしてPLLのICがFQ7925(ヤエス専用品)から
AD4116(アナデバ)に替わったことだろう

他、小信号の高周波Trが2SC5374→55GN01FAに替わったり・・・

結局のところ20年近く作ってディスコンになった部品を置き換える上で送信器系統図にも大きく影響するレベルになったから新しい品番でリリースしたって所が本筋じゃないの?

そのままだと何を言われるか分からないから出力up(海外では817の調整値を変更して10W程度まで上げている人もいる)
tcxoを標準搭載してni-mhを変更

世の中を誤魔化せると思ったのかなぁ

改造編

せっかくなのでマイコン周りを触ってみましょう
って、少しマトリクスを触るだけだけど

 

フロントパネルの裏側

丁度メインエンコーダの上にランドがあります

標準状態で

000110000

0=オープン

1=ショート (0Ω抵抗実装)

 

 

標準状態での送受信範囲

受信

0.1~33M
33~56M
76~108M WFMのみ
108~137M
137~154M
420~470M

送信

1.8~2M
4.63M M-EMGメモリのみ
3.5~4M
7~7.3M
10.1~10.15
14~14.35M
18.068~18.168M
21~21.45M
24.89~24.99M
28~29.7
50~54
144~146
430~440

 

送信改造

左から5個目をオープンにする (000100000)

受信

0.1~33M
33~56M
76~108M WFMのみ
108~137M
137~154M
420~470M

送信

1.8~2M
4.63M M-EMGメモリのみ
3.5~4M
7~7.5M
10~10.5M
14~14.5M
18~18.5M
21~21.5M
24.5~25M
28~30M
50~54
144~146
430~440

期待した人も(w)居るかもしれませんが日本仕様のため少し拡大する程度です
多分、未来にバンド拡張があった時の対処用と思います

 

次にV/U帯の受信範囲をアマチュアバンドのみにする

左から4個目をオープンにする(000010000) (00000000)
左から6個目をショートする (000111000)

受信

0.1~30M
50~54M
76~108M WFMのみ
144~146M
430~440M

送信

1.8~2M
4.63M M-EMGメモリのみ
3.5~4M
7~7.3M
10.1~10.15
14~14.35M
18.068~18.168M
21~21.45M
24.89~24.99M
28~29.7
50~54
144~146
430~440

“アマチュアバンド以外聞かないよ”って人はこの設定がイイかも

調整モード

FT-817と同じで

”A”+”B”+”C”+電源ONで調整モードに入れます

調整値をメモせずに触ってしまった愚か者の為にこの個体の調整値を晒しておきます
*あくまでも一個体の調整値です

No / 項目 / 値

01 HF1RXG 71
02 HF2RXG 67
03 HF3RXG 80
04 50MRXG 70
05 VHFRXG 66
06 UHFRXG 76
07 SSB-S9 69
08 SSB-FS 62
09 FM-S9 84
10 FM-FS 119
11 DISC-L 36
12 DISC-H 69
13 FM-TH1 72
14 FM-TH2 73
15 FM-TI1 1
16 FM-TI2 1
17 VCC 138
18 HF1-IC 91
19 HF2-IC 89
20 HF3-IC 90
21 50M-IC 103
22 VHF-IC 107
23 UHF-IC 102
24 HF1-HI 112
25 HF1-L3 98
26 HF1-L2 57
27 HF1-L1 22
28 HF2-HI 116
29 HF2-L3 101
30 HF2-L2 59
31 HF2-L1 22
32 HF3-HI 113
33 HF3-L3 99
34 HF3-L2 58
35 HF3-L1 22
36 50M-HI 114
37 50M-L3 102
38 50M-L2 59
39 50M-L1 22
40 VHF-HI 110
41 VHF-L3 96
42 VHF-L2 54
43 VHF-L1 20
44 UHF-HI 114
45 UHF-L3 100
46 UHF-L2 59
47 UHF-L1 25
48 HF1TXG 70
49 HF2TXG 64
50 HF3TXG 66
51 50MTXG 98
52 VHFTXG 100
53 UHFTXG 69
54 HF1POM 72
55 HF2POM 74
56 HF3POM 73
57 50MPOM 74
58 VHFPOM 71
59 UHFPOM 73
60 ALC1-M 184
61 ALC-M 131
62 HF1-RV 10
63 HF2-RV 12
64 HF3-RV 21
65 50M-RV 15
66 VHF-RV 18
67 UHF-RV 45
68 CW-CAR 255
69 AM-CAR 179
70 DEV-W 212
71 DEV-N 110
72 M-MTR 176
73 CTCSS 17
74 DCS 135
75 LSB-CP +2
76 USB-CP 0

 

 

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