サイエンテックス SR-01 分解&測定レポート

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サイエンティックス社 SR-01
このまま収束していくかと思われたCBに新技適対応として投入したのは意義があると思います
ただ、この周波数が空いたところで違法CBが幅を利かせているので他の目的には使えないと思いますが・・・

今回はコレを分解したいと思います

背面
外部SP端子と外部電源端子(EIAJ 電圧区分4)

電池は底面に
単3が6本

メータはレトロなデザインですがコストかかってますね~
バックライトはLEDの様です

マイクはプリモのDM1599α
PTTを押した感じはポラリス社Blackbirdに使用されていたDM1391Lの方が好み

ピン配はケンウッドの8pinと同じです

では早速

カパッと!

裏面、シャーシに電池BOXだけ張り付いているのがシュール

マイク端子はPTTとマイクだけのハズなのにいろいろ配線が繋がっていますね~(笑

上面
送受信系が1枚に収まっています

スピーカの裏にスポンジが入れてあります
ビビり止めや音質の調整のためと思われます

振動で折れそうで怖いなぁ

PA,LPF,ANT SW,整合部

SMD電解コンのパターンにダイオードが実装されてるww

こんなところで山水のトランスに出会えるとは
ST-71
600Ω 1:1

やっぱりありました!
テスト端子(SMA)と切り替えジャンパ

早速!測定です
送信 @9V
ch1:26.967947MHz 0.534W
ch2:26.975946MHz 0.533W
ch3:27.039945MHz 0.523W
ch4:27.079945MHz 0.517W
ch5:27.087944MHz 0.515W
ch6:27.111945MHz 0.51W
ch7:27.119944MHz 0.509W
ch8:27.143944MHz 0.504W
周波数偏差は-2.1ppm
出力偏差は+7%

変調度を測定
入力に対する直線性がめっちゃ悪い
確かに振幅変調の場合はAF段で圧縮をかけた方が受信側でのS/Nが良くなるけどコレはやり過ぎじゃない??
実際に送信してみると大きな声を出さなければ変調がかかりません
この無線機は怒鳴る人専用?!
ラグチューのような用途には全く向きません

この無線機も100%を超す過変調になるので包絡線を確認
下限はクリップしていますが上限は綺麗です

気になるので帯域外スプリアスを測定してみました
Blackbirdよりは綺麗です

音声入力を加えながらパワーを測定しました
無変調の間は0.5W近辺ですが変調がかかり始めるとそれに合わせて電力も増加します
この機種もプラス変調です
変調度が100%未満でも急激に増加するのが気になります

受信の測定
*70%変調 10dB SINAD 帯域:3kHz(WIDE)
**この機種も片側波帯のみの表記と思われます一般的な表記ではこれの倍になります
ch1:-116.5dBm
ch2:-116.4dBm
ch3:-116.7dBm
ch4:-116.4dBm
ch5:-116.7dBm
ch6:-116.6dBm
ch7:-116.7dBm
ch8:-116.5dBm

メーカが30%MOD 10dB S/Nで測定しているので同条件で測定してみました
*測定に手間がかかるので1dBステップです
ch1:-109dBm
ch2:-109dBm
ch3:-109dBm
ch4:-109dBm
ch5:-109dBm
ch6:-109dBm
ch7:-109dBm
ch8:-109dBm

次に最良点を探して測定しました
* 70%変調 10dB SINAD
ch1:26.96664MHz -116.7dBm
ch2:26.97460MHz -116.8dBm
ch3:27.03866MHz -117.0dBm
ch4:27.07881MHz -116.9dBm
ch5:27.08660MHz -116.9dBm
ch6:27.11081MHz -116.9dBm
ch7:27.11864MHz -116.9dBm
ch8:27.14245MHz -116.9dBm
周波数偏差-5.7ppm
帯域内リップルが少ない様で最良点を探してもあまり感度は変わりません

受信帯域が変えられるので切り替えて測定しました
3kHz(WIDE) -116.6dBm
2kHz(MID) -117.2dBm
1.8kHz(NAR) -117.2dBm

アッテネータのon/off
off -116.6dBm
on -103.8dBm
ATT=12.8dB
混変調時には効果がありそうです

Sメータは-83dBmでS9
S1辺り5dB程度です

ロットによって受信音量に大きな差があるので測定しました
70%変調 -83dBm入力 8Ω負荷
初期ロット : 後期ロット
VOL中央  1.05V :0.30V
VOL最大  2.00V :0.80V
聴感上倍ぐらいの差があります

また、初期ロットはVOL最小でもノイズが大きく聞こえるのがいただけません
*受信ノイズではなくAF段のノイズと考えられる
初期ロット : 後期ロット
28mV  :  0.4mV

総括

送信音の圧縮はかなり驚きました
小音量をカットしてるのでメリハリはあるかもしれませんが使う人を選ぶと思われます
また、昔の無線機のプラス変調は”C級増幅+終段変調の結果やむなし”って感じだったのにコレは動的に出力を可変している様に感じます
*俗にスーパー変調と呼ばれる手法です

試験中に1度だけ送信しっぱなしになりました
再度PTTをon/offすると受信に戻りましたが送受の判断ロジックに何かバグがあるのかもしれません (初期ロット)

操作系は直感で基本機能が使いこなせ、ch切り替えが小気味よく動いて操作感は良いと思います
初期ロットと後期ロットの2台を測定しましたが音量以外に有意差は認められませんでした

2 Responses

  1. かごしまSS167

    電子機器の事は良くわかりませんが、ベルトフック金具、ハンドルを作った者としては、安心しました、ボルトの長さが気になってましたから、8、10ミリ位だと大丈夫そうですね、有り難うございました❗️

  2. stlab

    reコメント遅くなり申し訳ありません
    フックなど用のネジ穴はかなり奥まで行かないと部品には干渉しそうにありませんね
    仰られる通り10mmぐらいなら余裕に見えます

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