コメット CPS3200 32A電源 修理

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アンテナメーカのコメットが出したスイッチング方式の安定化電源
スペックは13.8V(~15V可変)32AとHFで100W+α程度には十分な容量
この機種やダイワのSS-330Wなどは中の部品や構成を見ているとPC電源に見えてしまう製造国も台湾だし・・・

今回の故障内容は動作しない
入っていたヒューズだけど完全にスパークしています

この様に蒸着するような溶断は短絡電流に近い電流が流れた時の切れ方です

簡単に言うと電源の内部で何かがショートしています

開けゴマ
何だかワヤクチャな配線ですな

この段階で壮絶な最期を迎えた部品は見つかりません

なつかしいラッピングワイヤ!

と思ったら、ただ単に抵抗の足が絡げられているだけでした
でも、もしかしたら本当にラッパーで巻いているかもしれません(真相不明

裏面
なんだか怪しい個所が・・・

ココとか

ココとか

ココとか

ってジャンパ線、浮いとるやん

一番気になるのが2番目の抵抗

1次側に繋がっているのにケースに接触しかかっている
ケース側にはテープを貼って誤魔化しているけど

怖いわ!

接続されるパターンがソコソコ太いので穴を開けて表(部品面)から実装したいと思います

ドリルで穴あけ

抵抗をのせてみましたが横の抵抗と干渉しそう

ガラスチューブで直接接触しない様に対策

浮いたジャンパや、その他微修正

ここからが本番
ヒューズをぶっ飛ばした犯人を捜します

ってこいつなんですけどね
1次側のSW Tr
テスターチェックで短絡しているのを確認

外して確認
富士エレの2SC3320

PC電源では定番のトランジスタ

外してそのままの状態の放熱面
熱伝導グリス少なすぎない!?

塗る人の手加減で大きく変わるとは言えコレはひどい
熱抵抗は上がるけどサーコンのような熱伝導シートの方が製造バラツキが抑えられて良いんではないだろうか?

ロットによって2SC5352のパラも存在

トランジスタを取り換えて
*放熱シリコンを適量塗りました(笑

いきなり商用電源に繋ぐのは嫌なので安定化電源を高圧側に繋いで動作確認から

1次側パワトラのベース
駆動信号が綺麗にかかっています

その時の出力電圧もok

絶縁抵抗を測定し商用電源に接続
この後、負荷テストを実施し終了

交換した部品たち

同じ奴が他にもあったので”いっき”に修理しました
修理内容はほとんど一緒(手抜きブログ

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