ヤエスの144MHzモノバンド10W機
姉妹機で45W出力のFT-212Hや430モデルのFT-712x,1200モデルのFT-2312がある。
この時期のカクカクしたヤエスのデザインは好き。スケルチのレスポンスの良さも好み。
で!今回のお題は、日本橋に行ったときに”壊れてる”としてもらってきた個体。少し前までは普通に使えていたそうです。
修理開始前にいろいろ目視確認。
ヒューズホルダの処理がいい加減すぎるww
10W機だから電流は少ないとは言え、これはどうかと思う。
”少し前まで使えてた”との話から動作チェックせずにいきなり修理してみたいと思います。
推定される故障はPLLアンロック。
この時期の取説には回路図が記載されていて有り難い。
で、VCOユニット。
パカッと御開帳~
基板は大きく3つに分かれていて
・コントロール基板
・RF基板
・AMP基板
今回の目的個所はRF基板に載っているVCOユニットだ、スピーカの左に見える銀色の四角い箱。
VCO外して中身。
矢印の個所の半田付けが怪しいですが、今回の原因では無いと思われ・・・
問答無用で交換するのは2個のトリマコン。
10pFですが同じものの手持ちが無かったので少し大きい物に交換。
ちょっと足曲げ加工して実装。
そんなに違和感なし。
組み立てて電源投入。
この時点でそれなりに動いている事を確認。
VCVの調整
送受信調整
出力も10Wあるし周波数も良いでしょう。
受信感度も-122.5dBm 12dBSINADと高感度
てなわけで修理完了。
昔から持ってる212別にあるんだけど、こいつどうする?
今回交換した部品たち。
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