今回の個体は、大きな不具合は無いものの、経時変化での調整ズレはある。調整を行うとともに、基本機能の向上を狙った改造を行う。
・バックライトのLED化
・周波数安定度の向上
・放熱の改善
*各改造については、別途、専用ページを設ける予定のため、ここでは詳細を省く。
![](https://qrz.fmp.to/repairfan/wp-content/uploads/2024/04/s-IMG_5573-1024x768.jpg)
その2は、その1に続きIC-575、ただし、今回は出力の増強された”D”タイプだ。
IC-575D:28~50MHz帯のオールモード50W機
この個体は、後期モデルでPBT機能が削除されDATA LEVELに変更されている。
後に、出力を100Wにした575DHも発売される。
![](https://qrz.fmp.to/repairfan/wp-content/uploads/2024/04/s-IMG_5575-1024x768.jpg)
この個体は、大きな不具合は無いものの、埃をかぶっていたり、曇りが発生したりと綺麗とは言えないので、分解清掃も行う事にする。
![](https://qrz.fmp.to/repairfan/wp-content/uploads/2024/04/s-IMG_5577-1024x768.jpg)
放熱器には、昆虫の巣が・・・
![](https://qrz.fmp.to/repairfan/wp-content/uploads/2024/04/s-IMG_5581-1024x768.jpg)
改造のため、フロントassyを分離するが、”PBT”ではなく”DATA LEVEL”のモデルは、メイン基板への配線が1本増える。
![](https://qrz.fmp.to/repairfan/wp-content/uploads/2024/04/s-IMG_5587-1024x768.jpg)
増えた配線は、メインエンコーダの穴を通り、右上のVR基板へとつながる。
PBTをDATA LEVELに変更するための苦肉の策だったんだろうな。
![](https://qrz.fmp.to/repairfan/wp-content/uploads/2024/04/s-IMG_5583-1024x768.jpg)
・フロントASSY
・MAIN/PLL
・ファイナル
に3分割。
外郭やツマミ類は洗浄しておきます。
![](https://qrz.fmp.to/repairfan/wp-content/uploads/2024/04/s-IMG_5648-1024x768.jpg)
改造を施して、調整へ。
修理っぽい事として、メインエンコーダのグリスアップを行いました。
![](https://qrz.fmp.to/repairfan/wp-content/uploads/2024/04/s-IMG_5664-1024x768.jpg)
送信の調整。
回路は、DもDHも同等なので、出力はこの通り100W出ます。
切り替えSWで50Wに減じて調整完。
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