
アイコムの広帯域受信機 IC-R100
この当時はCATVのチューナーユニットを流用した受信機が各メーカから発売されていた
1つのチューナーユニットでCATV+TVの帯域(50~900M)を受信できるので利用したのであろう
無線機メーカが広帯域のフロントエンドを作れなかったって事は無いと思うが大量生産されるCATVのチューナにはコストで太刀打ち出来なかったと推測される

リアには入力(アンテナ)端子が3つも!
3系統のアンテナを切り替えられるのではなく帯域ごとに分かれてるだけ

今回の不具合は内蔵プリアンプが動作しない
まずは適当な信号を入れてSメータ半分ぐらい振らせる

ATTを入れてみると当然信号レベルは下がる

次にプリを入れるとATTを入れたときよりも受信感度が悪くなる
なかなかガッツリ死んでますね

分解!
下面
IF以降の復調部など

この電池ホルダはメモリバックアップ用ではなく時計用
使うつもりが無いので抜いておきました
メモリバックアップ用の電池はフロントパネル裏にあります

上面(RF部)
下の方に見える四角い部分がCATVのチューナーユニット

高価な高周波リレーやDBMが使われています
バブリーな時代の製品ですね~

で
プリアンプはどうなっているかと言うと
この黒いハイブリッドICがプリアンプ(NEC・MC-5156)
これもTV用のブースターICを流用している
こんなICすでにないだろと思っていたらまだ流通在庫が・・・ある

早速、交換
・・・代り映えしませんな

動作確認
プリを入れると受信感度上がった!
周波数とか調整して修理完了です

交換した部品
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